名 称:株式会社福岡クリーンエナジー 東部工場
所 在 地 :福岡市東区蒲田五丁目11番2号
事業用地:約58,000u
建設期間:平成13年2月〜平成17年7月
操業開始:平成17年8月1日
設計施工:川崎重工業株式会社
工 場 棟 :建築面積 約13,000u
延床面積 約31,000u
構 造 SRC造、RC造、S造
管 理 棟 :建築面積 約900u
延床面積 約1,600u
構 造 RC造
煙 突:高 さ 80m
構 造 外筒 RC造
内 筒 鋼板製3本集合煙突
ごみ焼却処理施設
施設規模:900t/24h(300t/24h×3炉)
○炉
形 式:川崎−サン形火格子式焼却炉
○ボイラー
形 式: 水管単胴立形自然循環式廃熱ボイラー
蒸 発 量 :最大59t/h・炉
蒸気条件:4MPa、400℃
○蒸気タービン
形 式:衝動横置復水タービン
定格出力:29,200kW(発電端効率20.05%)
施設の特徴
高度な技術による施設の信頼性と安全性の確保
・完全燃焼・安定焼却を目指した炉構造と、信頼性の高い自動燃焼制御システムを採用して
ダイオキシン類の発生を抑制するとともに、集じん灰処理には最新の加熱脱塩素化装置を
採用しダイオキシン類の総排出量を削減しています。
・排ガス処理には、実績のあるろ過式集じん器、排ガス洗浄装置、触媒反応装置などを採用
し、ばいじん、窒素酸化物、塩化水素等の排出量を抑制しています。
資源循環型ごみ処理の推進
・ごみ焼却の熱エネルギーを最大限利用して高温高圧蒸気を発生させ、高効率発電を行って
います。発電した電力で、東部工場の所内電力をまかなうとともに、余剰電力は電力会社
に販売しています。
・施設内で発生する排水は、処理したのち施設内で再利用するとともに、工場の屋根に降っ
た雨水を貯留し、道路の散水等に利用することによって水資源の有効利用を図っています。
・積極的に自然換気、自然採光を行い、省エネルギー化を図っています。
・建築資材には、リサイクル資材を積極的に利用しています。
周辺環境の保全、地域との調和
・地域との調和を考慮し、建物外観にはアースカラーを採用しています。また、敷地内に
オープンスペースを設けるなど、周辺環境との調和を目指した施設となっています。